十二指腸は、胃と小腸をつなぐ消化管である。長さが約30cmあり、指が十二本分あるといわれ、名前もここから由来している。大部分が後腹膜に固定されており移動しない。尚、小腸の一部とする考え方もあり、その場合は空腸と回腸との違い腸間膜に包まれないので無腸間膜小腸と呼称する場合もある。
十二指腸は、胃から排出された食べ物を小腸へ送る。又、十二指腸の中ほどにあるフアーター乳頭部に胆管及び膵管がかいこうしており、肝臓から胆汁を、すい臓から膵液を受ける。十二指腸から分泌されるエントロキナーゼは、膵液中のトリプシノーゲンを活性化しトリプシンに転換する。その後、脂肪、たんぱく質、炭水化物を分解し、栄養素を小腸へ送る。
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